ヤフオクは開始価格を自由に設定できます。
安い価格からスタートさせたり、はじめから高い価格に設定したり、1円からスタートさせることもできます。
しかし、開始価格や出品形式(オークション形式、定額出品)の決め方が分からないまま出品した結果、あまり入札が入らなかった経験はありませんか。
この記事では、ヤフオク歴15年以上の管理人(かなっぱ)が、開始価格や出品形式の決め方を解説。
相場価格や、需要と供給などの調べ方も紹介します。
出品するかどうかの基準
あなたは出品するならどれくらいのお金が欲しいですか。
使用しなくなった物を出品するとき、数百円でも手元に残れば構わないという人もいるでしょう。
しかし出品~梱包~発送の手間を考えて、自分なりにどのくらい手元に残れば割に合うのか考えてみてください。

私は、送料や手数料を差し引いて 手元に残るのが1000円以上見込めるなら出品するように決めています。
出品するかどうかの基準は人それぞれです。
出品の手間や利益を考えて割に合わないと感じたら、思い切って捨ててしまうか、まとめてリサイクルショップに持ち込むという選択肢も考えておきましょう。
相場や需要・供給を確認
出品すると決めたら、つぎは相場を確認です。
相場を確認するときは、以下の3点に気を付けて調べてみましょう。
- どのくらいの価格で落札されているか
- どのくらい需要があるか
- 現在どのくらい出品数があるか
次から詳しく解説していきます。
どのくらいの価格で落札されているか
あなたが出品しようとしている物を検索したあと、スマホアプリ版のヤフオクなら左上の「落札相場」を押すと、過去4カ月分(120日)の取引履歴を確認することができます。
さらに左側のメニューで絞込することでより正確な相場を調べられます。
例えば「ルンバ980シリーズ」の中古品の相場を調べたいとしたら、
「ルンバ980」で検索
左上の「落札相場」にチェックを入れる
右上の「絞り込み」ボタンを押す
キーワード>含まない「ジャンク」を入力
(より正確な相場を調べるためにジャンク品を除外)
カテゴリ「家電>掃除>ロボットタイプ」で絞る
商品の状態「中古」で絞る
商品の状態にもよりますが、このときは
4か月間で97件
落札相場は13000~26000円
で取引されたことが分かります。
下の画像で相場の調べ方が確認できます。

・一部(もしくは全部)が壊れていて正常に動作しない
・何らかの理由で動作確認ができなかった
・年式により動作保証ができない
主にこれらの理由の物をジャンク品と定義することが多い
どのくらい需要があるか

上記の落札相場を表示した状態で、下のほうに「97件」というのが見えます
スマホアプリ版のヤフオクは過去120日分(4カ月)の取引履歴が確認できるので、
97件÷4か月=24件
よって、1か月に24件の取引があったことが分かります。
実際にはルンバ本体だけでなく、付属品などの出品もあるので、正確とは言えませんが おおよその件数はこれで分かります。
現在どのくらい出品されているか


先ほど落札相場を調べたあと、左上の「落札相場」のチェックを外すことで現在出品中の商品に戻ります。
同じ条件(ロボット掃除機、ジャンクを除外、中古品)で現在開催中なのは21件。
ですが、ルンバの付属品なども出品されているので、本体だけをカウントすると17件でした。
1カ月の需要が24件
現在の供給が17件
ということで、供給のほうが少ないので、出品すれば相場通りに落札されると予想ができます。
落札相場や需要・供給を、さらに詳しく調べたい場合は【オークファン】初月無料プレミアム会員登録をオススメします。
ヤフオクの取引履歴は、スマホアプリでは過去120日間まで、パソコンでは過去180日間まで見ることができます。
しかし、この【オークファン】初月無料プレミアム会員登録では過去10年間の履歴が見られて、どんな商品が人気があるのか、より詳しく調べることができます。
特に、出品頻度の少ないレア商品の相場を調べることができるのはポイントです。
開始価格の決め方
それでは、相場や需要・供給を調べたら、開始価格を決めていきます。
ヤフオクには
- オークション形式
- 定額形式(フリマ出品)
この2種類の出品方法があります。
さらに、オークション形式での出品には「即決価格」を設定することができます。
どの出品形式にすれば良いか、どのくらいの開始価格にしたら良いのかを解説していきます。
通常はオークション形式で出品
ヤフオクの醍醐味はやはりオークションなので、まずはオークション形式での出品を前提に解説します。
開始価格ですが、基本的に落札相場の半値くらいに設定することをオススメします。
相場価格が、例えば5000円くらいだとすると 開始価格は2500円くらいに設定。
相場の半値くらいから始めれば、極端に安く落札されることもなく、相場価格付近でオークション終了する可能性が高いです。
先ほどの「ルンバ980」の例で出品するとしたら、
相場が13000~26000円なので、6000~7000円くらいを開始価格に設定しておくのが妥当です。
それと、オークション開催期間を最低でも3~4日確保する。
さらに、オークション終了は日曜の夜に設定しましょう。
入札が多い人気商品に限っては、相場の半値で開始ではなく、現在出品されている商品価格よりちょっとだけ安く出品するのも効果があります。
さらに、需要が極端に多い商品は「1円スタート」もアリです。
即決価格は設定する?
即決価格を設定するかどうかは、商品によって決めますが通常は設定する必要はありません。
ではどういうときに即決価格を設定するか。
即決価格を設定するのに適した商品は、出品頻度が少ないけどマニアやコレクターに人気があるような物です。
例えばカードゲームのレアカードやレアなフィギュアなど。
この場合の即決価格は、過去の落札相場より20~30%増しくらいに設定しておくのが良いでしょう。
そうすることで、本気で欲しい人は 少し値が張ってもいいから即決価格で落札してくれる可能性があります。
出品頻度の少ない商品の相場を調べるには、過去10年間の取引履歴が調べられる【オークファン】初月無料プレミアム会員登録を利用するのが便利です。
定額(フリマ)に適した物は?
ヤフオクには定額(フリマ)という出品形式もあります。
あまり需要(人気)がない商品をオークション形式で出品すると、相場付近まで値上がりしないままオークション終了してしまうことがあります。
そのような商品の場合、定額(フリマ)を検討してみましょう。
定額(フリマ)のコツは、
- 価格は過去の取引履歴を参考に
- 送料を出品者負担に
- 配送方法を「ヤフネコ!パック」「ゆうパック」「ゆうパケット」のどれかに設定
- オークション期間は最長の7日間に
定額出品、送料出品者負担、発送方法を「ヤフネコ!パック」「ゆうパック」「ゆうパケット」に指定をすると、ヤフオクだけでなくpaypayフリマにも掲載されるようになり、人の目に触れる確率が増えるのでオススメです。
2019年にサービス開始した、ヤフー株式会社が運営しているフリマサービスです。
基本的に送料無料(出品者負担)というのが大きな特徴。
販売手数料は5%(2021年に10%→5%に変更)と、他のフリマサービスより低く設定されている。
まとめ
この記事では開始価格の決め方を中心に、出品時のコツを紹介しました。
簡単にまとめると以下の通り。
- オークション形式の場合、開始価格は相場価格の半値程度に設定
- 即決価格は相場の20~30%増しに設定(出品頻度の少ないレア商品に)
- 落札頻度がそれほど多くないものは定額(フリマ)で出品
出品前のリサーチも重要です。
- 出品するかどうかの基準を自分なりに決める
- 商品の相場、需要、供給を過去の取引履歴から調べる
- 相場を詳しく調べたいときは【オークファン】初月無料プレミアム会員登録
この通りに出品すれば 必ず高値で落札されるとは限りませんが、ある程度の傾向はつかめるようになるでしょう。
参考になれば幸いです。
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