昨今はインターネットの普及もあり、不用品の処分に便利なフリマアプリやオークションなどの個人間売買サービスが活発です。
この記事では「ヤフオク!」「メルカリ」両サービスを比較!
そのうえで、これから始めてみたいと思っている、もしくは始めたばかりの人向けに、どっちが利用しやすいのか解説していきます。
メルカリとヤフオク、どっちが初心者向き?

これは断然メルカリのほうが初心者向きで、出品までのハードルが低いです。
大きな理由は、メルカリのほうがスマホ利用を前提としたアプリ設計になっているからです。
慣れてしまえば数分で出品できます。
それ以外にも、ヤフオクとメルカリの違いについて比較していきます。
出品時の比較

個人間で売買するのにハードルが高いと思うことの一つは、出品するときにあるのではないでしょうか。
出品時と出品した後の変更の仕方について、ヤフオクとメルカリを比較していきます。
出品のしやすさ
メルカリは、基本的にスマホアプリで売買しやすいように設計されています。
例えば写真を撮るだけで商品のカテゴリを自動で選択される。
商品のロゴが見えるように写真を撮るとメーカーなども自動的に検索してくれたり、出品するだけならほんの数分で出来てしまいます。
メルカリはパソコンでも出品できるようですが、スマホで取引するのが前提となっているので、パソコンで取引するのには向いていません。
一方ヤフオクの場合、どちらかというとパソコンで売買しやすいように設計されています。
最近では スマホアプリも利用しやすいように改良されてきましたが、出品時の設定項目がメルカリより多いため、スマホだけでは少し面倒だと感じるかもしれません。
なのでスマホだけで出品するより、パソコンとスマホ併用出来るほうが良いです。

私がヤフオクで出品するときは、
スマホアプリで写真を撮っていったん下書き保存。
そのあとパソコンで説明文を入力・開始価格や発送方法を決めたりして出品します。
出品した後の内容変更のしやすさ
ヤフオクは、基本的に一度出品したらタイトルや説明文の変更ができません。
補足として説明文の追記だけ可能です。
オークション価格や発送方法の変更は、まだ誰からも入札が無い場合のみ変更できます。
すべての内容を変更したい場合は、そのオークション取り消しをして、再出品する形になります。
しかし、すでに入札者がいる場合にオークション取り消しすると、取消料金(550円)が課されてしまいます。
このことから、安易にオークション内容の変更ができません。
一方メルカリは、出品したあとにタイトルや説明文、発送方法、価格など全ての項目を自由に変更が出来ます。
そのため、とりあえず写真と説明文を入力して出品しておいて、後からゆっくりと追記や修正をする、という出品の仕方ができます。
というか、ほとんどの人がそういう使い方をしているはずです。
出品の手軽さは、スマートフォン1つあれば完結する「メルカリ」のほうが出品しやすいといえます。
毎月の利用料金
両サービスの毎月の利用料金です。
サービス名 | 月額料金 | |
ヤフオク(一般会員) | 0円 | |
ヤフオク(プレミアム会員) | 508円 | |
メルカリ | 0円 |
表の通り、ヤフオクもメルカリも毎月0円で利用することはできます。
しかしヤフオクの場合は「プレミアム会員」という有料会員があります。
プレミアム会員で出品することで、一般会員より手数料が低かったり、それ以外にも色々なメリットがあります。
ヤフオク一般会員とプレミアム会員の違いを解説した記事はこちら。
落札(売れた)ときの手数料
「ヤフオク!」なら落札価格、「メルカリ」なら販売価格に対して以下の手数料が差し引かれます。
サービス | 手数料 |
ヤフオク(一般会員) | 10% |
ヤフオク(プレミアム会員) | 8.8% |
メルカリ | 10% |
例えば、10000円で商品が売れたとします。
ヤフオク(一般会員)とメルカリは、
10000-1000(手数料10%)=9000円
ヤフオク(プレミアム会員)は
10000-880(手数料8.8%)=9120円
送料を購入者負担にしてあれば、このままの金額が手元に残ります。
しかし、最近はヤフオクもメルカリも送料込み(出品者負担)が主流になりつつあるので、ここから送料が引かれるとします。
発送方法や梱包時の大きさにもよりますが、たとえば送料が1000円とすると、
ヤフオク(一般会員)とメルカリは、
9000-1000(送料)=8000円
ヤフオク(プレミアム会員)は、
9120-1000(送料)=8120円
このような計算となります。
メルカリとヤフオク(一般会員)は手数料に関しては差はありません。
ヤフオク(プレミアム会員)の場合だけ、差し引かれる手数料が安くなります。
(ただし月額508円かかる)
売上金の受け取り方法
「ヤフオク!」
・paypay残高にチャージ
・paypay銀行に振り込み
・それ以外の銀行口座へ振り込み(手数料100円)
※ヤフオクの売上金には150日(5カ月)という有効期限があります。
ヤフオクの売上金の受け取り方法についての記事もよければご覧ください。
「メルカリ」
・メルペイ残高へチャージ
・ポイントを購入(有効期限あり)
・銀行口座へ振り込み(手数料200円)
※メルカリの売上金にも180日(6カ月)の期限があります。
メルカリの売上金の受け取り方法についての記事で詳しく解説しています。
「本人確認」を済ませることでポイントを購入する必要が無くなり、直接メルペイ残高にチャージされるようになります。
個人的には有効期限の無いメルペイ残高へチャージするのがおすすめです。
メルカリの本人確認についての記事も興味があればご覧ください。
売れやすい商品

両サービスで利用者層が違うので、それぞれ売れやすい商品があります。
「ヤフオク!」
デジタル関連の物(パソコン、スマホ、タブレット)、家電製品全般、おもちゃ
ヤフオク!(昔は「Yahoo!オークション」が正式名称でした)は1999年からパソコンで始まったサービスです。
その頃のパソコンユーザーと言ったら男性が多かったことから、パソコン関連やAV家電の売買が盛んでした。
その流れから、今でもヤフオク!ではデジタル関連物の売買が盛んです。
「メルカリ」
洋服(特に女性もの)、ハンドメイド商品、子供用品、ゲームソフト
メルカリは2013年から始まったサービスです。
スマホ世代の20~30代女性や学生に人気になったことから、若い女性や子育て世代の主婦、スマホをよく利用する学生の利用者が多いので、洋服や子供用品やゲーム関連の物が売れいやすいです。
メルカリの売れやすいもの、売れにくいものについての記事でも詳しく解説しています。
マナーや治安
ヤフオク!にもメルカリにもトラブルメーカーは一定数いますが、どちらかというとメルカリのほうがマナーや治安は良くない印象です。
メルカリはスマホでの利用がメインで、気軽に取引きができます。
(少し言い方は良くありませんが)個人売買についてよく解っていない若年層が多いこと、さらにスマホ自体の使い方に慣れていない高齢者の参加も増えている。
このあたりがマナーや治安の良くない理由だと思います。
売買時のトラブル回避法なども別記事で解説していく予定です。
まとめ
スマホのみでしか出品するつもりが無いなら「メルカリ」が良いです。
アプリもスマホ向けに開発されているだけあって、出品しやすいようにいろいろ工夫されています。
「ヤフオク!」もスマホアプリで売買できますが、出品するならパソコンがあったほうが良いです。
そしてパソコンも所持しているなら、売る商品によって「メルカリ」「ヤフオク!」を使い分けて出品するのがおすすめです。
今回は両サービスを簡単に比較しました。
少しでも参考になれば幸いです。
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